織田信長との石山合戦の最中、兵糧食として門信徒たちの命を繋いだと伝わっている銘菓「松風」に注目してみましょう。

顕如上人が「銘」を授ける、これは前例のない特別であったことを意味します。

「砂糖」が普通の「食べ物」ではなかった時代に、戦時下に空腹を満たす目的で白砂糖を活用したのが「松風」であったことに他なりません。

「砂糖」を現在の「スイーツ」のように使用した日本で初めてのことであったかもしれません。

兵糧食として「砂糖」を使う決断を行ったということは、石山合戦の1580年頃にはすでに、大坂にあった本願寺はそれなりにまとまった量の「砂糖」を保有できていたと考えてよいでしょう。