日本でも「砂糖」の歴史は古く、奈良時代に遣唐使によって伝えられたようです。

鎌倉時代末期頃から大陸貿易が盛んになり、1543年にはポルトガル人が種子島に上陸し、砂糖を原料としたカステラやコンペイトウなどの南蛮菓子がもたらされ、当時の貿易品目の中では、生糸、絹織物、綿織物に次ぐ最重要輸入品が砂糖でした。

原材料のサトウキビは、1609年に中国・福健省から奄美大島に伝えられ、薩摩藩がその生産を推奨したことはよく知られていますが、19世紀までは世界的にみれば微々たるものでした。